中級競技用単発式ゴム銃 Tammary 8000Dキットの製作

■準備するもの

〈キット〉
アガチス材 30mm×5mm厚 450mm分 60cm/105円
アガチス材 40または45mm×5mm厚 330mm分
シナ合板 4mm厚
真鍮棒 φ2mm

〈工具・道具〉

木を削る道具 紙やすり・サンドペーパーブロック (PVAスポンジ製1個同梱)
木を接着する道具 木工ボンド、クリップ(輪ゴム)
塗料 ニス(省略可)

〈図面〉

PDFファイル 組み立て図・部品図

〈部品一覧〉

銃身
フレーム(右・左)
トリガーガード
グリップ芯
グリップ(右・左)
コルクグリップ
シア
ホールドフック
真ちゅうピン4本(うち2本は予備)
トリガー用ばね
皿タッピングビス(3mm×16mm 2)
サンドペーパー 180番、400番
サンドペーパーブロック

■Tammary 8000D の作りかた

1)部品の下ごしらえ  各部品の表面にサンドペーパーをかけ、面取りをします。
 a)フレーム 全体に180番、次に400番のやすりをかける。裏側は機構部が配置される後ろ半分だけかける。
 b)トリガーガード 図示する角を少し面取りし、外側になる面をサンドペーパーをかける。
 c)トリガー 厚みが5mmをわずかに下回る程度になるよう、側面にサンドペーパーをかける。指の当たる部分が痛くないようわずかに面取りする。
 d)ホールドフック 厚みが5mmをわずかに下回る程度になるよう、側面にサンドペーパーをかける。角をわずかに面取りする。
 e)グリップ 表面をサンドペーパーでなめらかに仕上げる。
 f)銃身 全体に180番、次に400番のやすりをかけて仕上げる。輪ゴムがかかる部分(ホールドグループ)に角が立っていると、輪ゴムが切れやすくなる。

 

1)右フレームに銃身を木ねじで仮取り付けする

銃身の上に右フレームを重ね、木ねじをねじ込んで仮取り付けします。木ねじは全部ねじ込みますが、銃身から5mm程突き出すので、作業台にねじ込んでしまわないように注意しましょう。

2)機構部の仮組をする

右フレームの下穴にピンを2本立てる。このとき、ピンが抜けなくなるよう下穴にほんの少しボンドをつけてからピンをさしこむ。はみ出したボンドは拭き取っておきます。
トリガー、ホールドフックをそれぞれピンに挿入し、シアを配置します。

3)機構のあたりを調整し、シアガイドを接着する

右フレームの後端と、トリガーガードの後端を合わせてトリガーガードを仮置きします。この位置で機構がきちんと動作するように、調整します。当たる部分をサンドペーパーで削り落とします。
・シアを指で後退させ、ホールドフックとしっかりかみ合わせたとき、トリガーが最も前進した状態になるよう、トリガーとトリガーガードの接触部分を削ります。
シアバネを挿入し、確実に機構が動作するかどうか確認します。問題なければ、シアがスムーズに動くように紙一枚の隙間を設けて、シアガイドを接着します。このときシアガイドからはみ出した接着剤で、シアが接着してしまわないよう、乾く前にシアを外します。

#右フレームに開けたピン穴にピンを差し込み、トリガーガードの穴と合わせて配置すればトリガーガードは正しい位置になります。

4)トリガーガードを接着する

仮置きした位置に、トリガーガードを接着します。調整シロのため、トリガーガー ド上面とシアガイドとの間に若干の隙間が空きます。

5)右グリップを接着する

トリガーガードが乾かないうちに、右グリップを接着します。右グリップと右フ レームとの当たり角に誤差が含まれることがあるので、トリガーガードを微妙に ずらして調整する。
#グリップはあらかじめ面取りをしてあります。面取りしてあるほうが外側です。

6)センターフレームを右グリップとトリガーガードに接着する

7)左グリップをトリガーガードに接着する

いったん銃身の木ねじを抜き、左フレームをピンにはめて借り組みします。この状態で左グリップを接着すると、位置がきちんと決まります。ただし、はみ出した接着剤で左グリップと左フレームとが接着しないように、しばらくしたら左フ レームを外しておきます。

8)総組み立て

接着剤が乾いたら、機構を組み込み、左フレームをはめ込みます。機構がスムー ズに動かないときは、いったん外してトリガー、ホールドフック側面にサンドペー パーをかけて、薄くします。調整が完了したら、左フレームを木ねじで固定します。

9)塗装

好みに応じて塗装します。機構部に塗料がつくと動かなくなりますので、いったんはずしておくとよいでしょう。

 
10)コルクグリップの接着
コルクグリップをボンドで接着します。
内部構造写真

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